HSP・HSCの「ひといちばい敏感」って何?

こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、毎月 第1金曜 20時に配信です)

今回のテーマは、「HSP・HSCの゛ひといちばい敏感”って何?」です。

HSP・HSCの敏感さは、アーロン博士がおっしゃっているように「一つの個性」です。

親の育て方や環境が多少は影響したとしても、「生まれつき敏感」なのです。

「親がこういう育て方をしたから…?」と親なら罪悪感を、本人なら親に責めをもつ方もおられるかもしれません。

でも敏感な個性は、環境で曲げられるほど弱くはない、はっきり言うと、しなやかな強さのある誇り高い個性です。

だから誰のせいでもないし、「敏感すぎて弱い個性」でもありません。

むしろ「敏感な個性」でいることに、柔らかな自信を取りもどすことがとても大切だと感じます。

せラピーでもよくでる話題ですが、「その人の本来の敏感な個性くん」は小さく委縮してしまっているケースが多いです。

もし「敏感で困る」ことが多くあるなら、まるでキラっと光る個性が、厚い布で隠れてしまい、その息苦しさから「問題」を起こしているかのようなのです。

 

 

 

HSP・HSCの敏感な個性は、視覚・味覚・触覚・嗅覚・聴覚の5感のいづれかがとても発達していて、人によっては6感も優れています。

すぐれている部分が深くあるからこそ、疲れやすかったり「耐えられない」と感じることも深くある、そういうことなのです。

すぐれた音楽家なら、きっと小学校の休み時間の騒がしさには耐えられないでしょう。

小さな子でも、それと同じような状態なのです。実際に音楽の才能はなくても、です。(私も小学生は好きですが、小学校の喧騒は苦手です^^))

 

 

敏感さは、多くの人にはわかりづらい為、誤解されることがあります。

まるで「敏感星」からやってきた人が、この地球、日本というところで異文化体験ホームスティをしている、そんな感じです。

だから迎え入れているホームスティ先の人(ご両親や学校の先生)も「わからない・・・???」と理解しづらいのです。

その理解しあえない感が、発達障害の特性や精神的な病気に間違われることにもつながっています。(両方ある人も大勢います)

 

 

私は、知人・友人からのメールを読んでいる時、その人の声で話しかけられているように聴こえることがあります。

読んでいるのだけれども、目の前にいない友人の声も同時に聴こえるような感覚です。

だから「あたかも友人が直接私に話している」ような感覚なので、メールを読むリアクションが大きいと家族からいわれます。

リアクションだけ見ると、「ちょっと変な人」ですよね(公共の場ではコントロールしています^^)。

心理の学生だった頃、「頭の中に、書いた友だちの声って聴こえるよね」と言ったら、友人から「それって、統合失調症(昔の精神分裂病のこと)やん!ヤバイんちゃうん?」と驚かれました。

今でもその部分だけ誇張してお医者さんに伝えると「統合失調症?」ととりあえず疑われる可能性はあるかもしれません。

 

 

 

こんな風に5感のいづれかに、多くの人と共有できない・わかってもらえない深い部分はそこかしこにあります。

ましてや6感で体験することなんて、なかなか人(特に学校!笑)には語りづらいもの。

伝えても「えっ、何それ?大丈夫?!」と誤解され、本当に伝えたいことが伝わらず、「あ~、わかるわかる」と言ってもらえない孤独感があるのです。

 

 

私の小さい頃は、HSP・HSCなんて言葉はなかったので、私はわかり合えないだろうなと感じる人の前ではけっこう固まっていました。

アーロン博士の本にもありますが、そんな私は「ただ内気で大人しい子」というレッテルを張られて、「それが私だ」と間違った自己概念を抱いて育ちました。

大人しいのは、ただ「自分を出せなかった」だけで、職人肌、頑固、癒しの力を使う、自分の気持ちや意見が深くある、深く人の気持ちを読む、高い視点からものを観る等、そういう面があると自覚したのはずっと後でした。

その反面、びっくりするくらい未熟な部分もあり、凸凹感がかなりあります。(この凸凹感が特性と間違われるのですよね)

 

 

とても成熟した部分と、とても幼い部分が混ざり合っているのです。

「あっ、私も!」「それってうちの子だ!」という方は多いと思います。

私の母は、今だに「へぇ~、そんな性格もあったんだね~」と驚いています。

彼女が冷たいとか理解がないとかそういうことではなく、HSP・HSCでない人には実の親でも「わかりづらい」のです。

 

 

 

 

人間は、生まれた時から周りの人の反応をみて「自分」というものを形成していきます。

「同じ思いを共有し合う」ことで、生きることに自信をつけて成長します。

敏感な個性は、多くのすばらしい面があるのですが、周りとの「共有」が少ない為、「自信」が育ちづらいのです。

また敏感な個性は、「人の発するエネルギーを感じとる能力」に長けています。

だから「周りとなんだか少し違う自分」を抑えて引っ込めてしまうことが起こるのです。

 

 

でもちゃんと深い意味があって、あなたやお子さんにプレゼントされた「敏感な個性さん」です。

もって生まれた以上、なくすことはできないし、どうせなら仲良く付き合って自分や周りが幸せになる方へ発揮したいもの。

私たちの目指す方向は、敏感だからこそ周りの空気を読みながら

仲間を見つけ、笑顔で周りの空気をよりいい方へ変えていく、というものかなと思います。

戦うのでもなく、反抗するのでもなく、またひねくれてアウトローになる必要もありません。

もし傷ついたり、心にゴミがたまったら、一時的に故障しているようになるかもしれませんが、それでいいのです。

敏感な個性は、心のゴミをごまかすことができませんし、ごまかすような浅いやり方は選びません。

汚れたところにしっかり丁寧に向き合い、心をお掃除しましょう。

汚れたところ(過去)を大切に掃除すると、これからの未来が自然と開けてきます。

こんな風にプロセスを楽しみながら、一緒にわかり合える仲間をふやしていきましょう。(もちろんHSP・HSC以外の人達や土地・動物達も含めて)

 

◎先日のヤフーニュース(産経新聞)でHSCのことが取り上げられました。長沼睦雄先生がコメントされています。記事はこちら。

敏感さは、才能です。 みんなで一緒に、才能育てしていきましょう♪

「敏感でもっと幸せな人になれる♪魂レベルの子育て・自分育てをしよう」(ブログ火曜)はこちら

子どもメンタル研究所 岡田奈美子(公認心理師・スクールカウンセラー)
※公認心理師とは、心の仕事の「国家資格」です。

 

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