HSP HSC 不登校で学校に行かなくていいなら・・・?

こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、毎月第1金曜 20時配信です)

色々な考え方があるのは承知の上、私の視点をお伝えしたいと思います。必要な方に届きますように。

敏感で深く感じる感性が優れていると、学校生活が苦痛に思うことは多々あります。

(発達障害の特性からくる敏感さとは違います。両方ある人もいます。)

敏感だと、実年齢は小学1年生でも、性格の一部は大人よりも深い感性をもっています。

そのような子は、同じ年齢の子ども達と毎日一緒の教室で朝から夕方まで過ごすというのは、正直きつい場合があります。

子ども達は、本当に賑やかで「自分が!」「自分が!」というエネルギーに満ちています。そしてエゴむき出しで残酷なこともあります。

だからこそ子どもらしいともいえますが、一部大人の深い感性をもつ敏感な子から見ると「もうやめて~!」と言いたいけれど言えないつらい状態が毎日続くのです。

まるで美術系の大学院生の人が賑やかな幼稚園の中に放りこまれたように、途方にくれてしまいます。

 

 

 

先生がその子の感性を理解しながらフォローしてくれるのならいいのですが、「どうしたの!?みんな頑張ってるよ!〇〇ちゃんも負けないでガンバロウね!」と励ますやり方だと、

あまりにも子どもの感性とは違うので、「なんていう場所だろう!こんな所もういたくない!」と、ますます学校へ行きづらくなることさえあります。(この場合、大人はその子の為にしているのですが・・・)

学校は、色々なことが学べていい場所である一方、新しくて豊かな感性をもつ子ども達には居づらく、つらい場所になることがあります。

語弊を招くのをおそれずに言うと、「子どもへの接し方・関わり方が昭和のやり方そのまま」という大人もまだいます。

大人が自分のやり方を変えず「この子の性格が頑固だから」「わがままだから」と思ったままだと、敏感な子どもは傷つき、大人への不信を募らせます。

子どもという立場上、「不登校」という形で大人へ意志表示するしかないのです。

「先生の言う通りにしない子で・・・」と言われることがありますが、敏感な子どもは、人の心を理解しようとする柔らかい感性をもつ大人には反発しません。

「従わない子だ!私はこんなにこの子を想ってしているのに」という大人ほど、子どもを自分のやりやすい枠に入れることが“しつけ”と思っていることもあるのです。(もちろんその方に悪気はありません)

不登校になった場合、地元の学校以外に居場所は他にもたくさんあります。

敏感で柔らかい感性をもつ子ども達の中には「毎日学校へ行くこと」が必要でない子達もいます。

でも「学校へ行っていない自分」に引け目や居心地の悪さを感じます。

そんな時、別の場所にいることが「公的に出席扱い」になると、少しは心が軽くなることだってあるでしょう。

 

 

 

学校教育法第1条に定められた学校以外の場所を選んだ場合、(地元の学校の)学校長に「出席」を認めてもらう必要があります。

「合う場所があってよかったです」と了承して下さる場合はいいのですが、認めてもらえないこともあるようです。

学習の面等で認められにくい場合もあるとのことですが、個別に説明と話し合いが大事になってくると思います。

 

 

 

文部科学省としては、不登校の児童生徒への十分な配慮を学校へ求めています。

以下は、2019年度10月と2018年度9月に通知された文部科学省の通知の一部です。

「支援の視点

不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。

また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。

 

 

児童生徒の才能や能力に応じて,それぞれの可能性を伸ばせるよう,本人の希望を尊重した上で,場合によっては,教育支援センターや不登校特例校,ICTを活用した学習支援,フリースクール,中学校夜間学級(以下,「夜間中学」という。)での受入れなど,様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うこと。

その際,フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し,相互に協力・補完することの意義は大きいこと。

 

 

民間施設との連携協力のための情報収集・提供等

不登校児童生徒への支援については,民間施設やNPO等においても様々な取組がなされており,学校,教育支援センター等の公的機関は,民間施設等の取組の自主性や成果を踏まえつつ,より積極的な連携を図っていくことが望ましいこと。」

2018年度9月の通知では

「不登校児童生徒の中には,学校外の施設において相談・指導を受け,学校復帰への懸命の努力を続けている者もおり,このような児童生徒の努力を学校として評価し支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たす場合に,これら施設において相談・指導を受けた日数を指導要録上出席扱いとすることができることとする。

とされています。

 

 

そのまま抜粋したので、ちょっと堅苦しい感じですが、とても大事なことを伝えている内容だと感じます。

もし学校側がよかれと思って、敏感で新しい感性子ども達に適切な対応ができていない場合(何かと励ます等)は、

悲しくて信頼できない思いを抱くのは当然ですが、責めてしまうと、学校も敏感さを知らずにしたことです。

下手をすれば、お互い相手を「わかっていない」と思ってしまい、結局子どもの為に何やっているんだろう?になります。

今までの価値感を、柔軟で新しい価値観へ変えるには、大人の方が痛さに抵抗して手こずるものなのです。

だからこそ、さらっと笑顔で新しい情報・やり方を伝えることができれば

その姿勢こそが、戦いの苦手な子ども達の為になっていくのではないかと思います。

 

 

以下は、先ほどの文科省の通知の全文です。

文部科学省 2019年度10月「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」

文部科学省 2018年度9月「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」

敏感さは、才能です。

みんなで一緒に、才能育てしていきましょう。

こころから応援しています。

※HSP・HSC、エンパスは、発達障害の特性と違います。双方に優劣はありません。また今回のケースが全ての人に当てはまらないことをご了承下さい。

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岡田奈美子(公認心理師・スクールカウンセラー)

 

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