発達障害?敏感な子?発達検査・診断について

 

こんにちは、岡田奈美子です。

HSP・HSCをはじめとする敏感な子どもと大人は、発達障害の特性と(一見)似ているところがあり、「発達障害かも?」と誤解されることがあります。

こだわりがある・頑固・大勢の人のいるところで疲れやすいなど「これって発達障害の特性?」と思うくらい似ているところがあるからです。

でも(自閉スペクトラム症ASDに限っていえば)

・人の気持ちが深くわかる

・(だから)細やかで深いコミュニケーションができる

こういう面が、発達障害とは異なります。

 

一方、発達障害の特性が高いのに「もしかしてHSP・HSC?」となる場合もあります。

人の気持ちがわかりづらい特性があると、人間関係で傷つくことが重なります。その結果「もうイヤだ!」と過敏なほど敏感に反応してしまうことがあるからです。

言動一つ一つに「もしかして?いや、どっちだろう?」と思い悩むのは本人・周りの双方にとってあまりいいことではないので、はっきりさせた方がいいことも多いです。

両方ある人も大勢います。

 

 

HSP・HSCをはじめとする敏感な個性は、医学用語ではないので、統一化された検査・診断はありません。

アーロン博士のHSP・HSCチェックリスト等を参考にされるとよいと思います。(最後にリンクをはっておきます)

(エンパスやクリスタルチルドレン、レインボーチルドレン等の特徴を参考にされるのもいいですね。個人の好みがあるので、ここにリンクするのは控えます。各自で検索してみて下さいね)

発達障害かどうかは、統一化された発達検査がありますので「もしかしてそうかも?」と思われる場合は、検査を受けることをお勧めします。

「検査を受けたいけれど、どうすれば?」というご質問がよくありますので、今回は、発達障害の検査についてです。

HSP・HSCの検査・診断についてはこちらをご参照ください。

(画像 ddogloverrr.jpg)

検査を受ける場所は

①医療機関(病院やクリニックなど、お医者さんのいる所)

②大人には社会福祉機関、子どもには教育機関(お住まいの地域の保健センター・子育て支援センター・児童相談所・教育相談センター・ことばの教室など)

以上の2通りあり、 機関の名前は地域によって様々です。

 

①の医療機関では

・費用がかかる(保険適応が多いようです)
・「診断」はお医者さんがするものなので「診断」をしてもらえる
・「診断」をされることのメリット・デメリットの両方がある

(医師以外の人が「この子は発達障害です」と言うことはできません)

 

②の社会福祉・教育機関では

・費用がかからない(地域によるかもしれません)
・心理士等による判定のみなので「発達障害です」とはいわず
「こういう傾向があります。サポート方法はこうです」という伝え方になる
・診断はせず、検査のみ

社会福祉・教育機関は、「病院」ではないので、受ける人の心理的抵抗が少ないという理由で、選ぶ方もいます。

 

 

発達障害かどうか「診断」できるのはお医者さんだけですが、

本人が「どんなところが苦手で、どんなところが得意なのか」とそのサポート方法について

例えば「情報が一度に入ると、混乱しやすい」なら
→「ホワイトボードに、1日のスケジュールの流れを表示しておくとよい」

「黒板の字を書きとるのが苦手」なら
→「プリントなどの工夫で、字を書く負担を減らすとよい」

その人の特性に合ったアドバイスは、②でもしてもらえます。

「診断」はいいから、「特性があるかどうか」を知りたいという場合、②で受けるのもいいかもしれません。

(色々な考え方があるので、ご家庭での自由選択になります)

 

 

①の医療機関の何科に行けばいいのかですが、 名称は、その病院・クリニックによってさまざまです。

子ども用には「発達小児科」「児童思春期外来」など、最近では色々な名称がついています。

地域によって色々ありますので、詳しくは各自で調べていただき、内容や費用などは、直接電話などで聞くのが一番確実です。

 

 

先日、セラピーに来られた方が、検査をご希望でしたので、病院と教育機関をいくつかご紹介しました。

「どこが一番いいですか?」とおっしゃっていらしたのですが、統一化された検査なので、基本的にものすごく大きな差はないようです。

大きい病院ですと、曜日によって担当する医師が変わりますし、「自閉スペクトラム症に詳しい医師はこの病院」等というのはあるようですが、HSP・HSCを知っている医師はまだ多くありません。

 

ちなみに、以前は「自閉症」と「アスペルガー症候群」と分けられていたのが、近年まとめて「自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害・ASD)」という名称に変わりました。

 

 

発達障害については、アメリカ精神医学会がつくるDSM-5という基準をもとにされていて、判定基準がありますので、どこでも信頼して受けて頂けます。(相性の問題はあるにせよ)

もちろんはじめてのことで不安を感じる方もおられると思いますが、病院や機関の方だって、機械ではなく、ちゃんとこころのある人なので大丈夫です。

まずは、お住まいの地域の機関に「発達障害の検査を受けるにはどうすればいいですか?」など問い合わせてみて下さいね。

〇子どもの場合、検査結果を学校へ伝えることについて

検査結果を、学校(先生・スクールカウンセラー等)に伝えるかどうかは、自由選択です。

正直な話、発達障害児のサポートに詳しい先生が多くはないので、先生達に、お子さんにより合ったサポートをしてもらう為には、検査結果を伝えることがメリットになる場合が多いです。

検査結果がでて、特性があるとわかったら「その特性に合ったサポート方法」を大人がちゃんと知ることがとても大事です。

 

 

〇子どもに伝えることについて

子ども本人に伝えることについては、私の意見は次の通りです。

子どもが少し成長してきた頃なら(小学生くらいから)

子どもはなんとなく自分が周りの皆と違うことに気づいていたり、「どうして皆はできるのに、自分はできないのだろう?」と違和感や戸惑いを感じたりしていることがあります。

又そのために自分に自信をもちづらく、消極的になってしまうこともよくみられます。(二次障害といいます)

特に、学校という同年代の子ども達のいる集団生活では、大勢と違うものをもっている子どもを敏感に感じとり、仲間外れにしたい衝動にかられる子が全くいないとは言えません。

そうした時、本人が「自分はどこか悪いから、劣っているから、こんな目にあうのだろうか?」と大きな誤解をしてしまう可能性があります。

ちゃんとした理由がないのに、つらい目にあうという状態は、とても不安を感じるものです。

たとえば大人の私たちだって「原因が思い当たらないのに、ずっと頭痛がする」時、「なにか大きな病気かもしれない」といいようのない不安になることがあります。

でも「熱中症になりかけていたから、頭痛がするのか」とわかれば、不安はきえ、落ち着いて対応できます。

発達障害についても、本人が何かしらの違和感を抱いている場合、そのままにしておくと、本人によくない影響を与える場合があります。

 

そんな時「あなたは発達障害なんだよ」と伝える必要はなくて

「クラスには、背の高い子もいれば低い子もいる。足の速い子もいるし遅い子もいる。そんな風に、人と違うところは誰にでもある。でもその違いが大きいと、あなたも周りもしんどくなることはあるんだよ。

あなたは〇〇なところが皆より苦手で、〇〇なところが得意なんだ。でも見た目ではみえないから、苦手なところがあっても、クラスの皆は気づいていないんだ。背が高い・低いなら、目でみえるからいいんだけどね。だから~~~」

こんな風に、子どもにわかりやすく伝えてもらえるといいと私は思います。

「発達凸凹」は大なり小なり誰にでもあるけれど、凸凹の差が大きい場合、周りからのサポートが必要になることを、子どもに知っておいてほしいのです。

こういう視点で、子どもに「発達障害」のことを説明してもらえたら、子どもも理解しやすく、受けとりやすいのではないでしょうか?

発達障害の検査・診断について、もし上記の内容に、ご意見・アドバイスをおもちの場合は、お伝え下さるとありがたく思います。

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子どもメンタル研究所 岡田奈美子

エレイン・N・アーロン博士によるチェックリスト
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