敏感さと自閉スペクトラム症(ASD)・発達検査

こんにちは、岡田奈美子です。(このHPは、毎月 第1金曜 20時に配信です)

敏感な個性は、小さい子どもの場合、自閉スペクトラム症とまちがわれることがあります。その一方、両方をもつ子もいます。今回は、前者の方の話をしますね。

たまに聞く話の一つに

「小さい頃に受けた発達検査で、コミュニケーションに課題があると言われたんだけど?

でもどう見ても、むしろコミュニケーションが得意というか、人の細やかな気持ちがわかる子なんだけど・・・」ということがあります。

検査では「コミュニケーションにつまづきがある」かどうかわかる、ということになっているのですが。

その検査結果に、いまいち「?」と納得できづらい場合があるんですね。

(その後、HSP・HSCという言葉に出会って、納得できた♪という声は多いです)

自閉スペクトラム症の診断基準のひとつに

・コミュニケーションと社会相互作用の困難さ

つまり「コミュニケーションが苦手ですね」というのがあります。

敏感な個性の子は、発達の特性がなくても、まれに発達検査で、「自閉スペクトラム症(ASD)の特性の傾向がちょっとありますね」「グレーゾーンですね」と言われることがあるのです。

大人にはないかもしれませんが、特に小さい子の場合は、本人がまだ幼いので、周りの人もわかりづらくて、間違われることもまれにあるようです。

どうしてなのか、よくあるケースについてお話します。(すべての子には当てはまるわけではないですが)

検査では、検査をする人は「子どもの心に寄り添いながら」テストを行います。

でも大人としてはちゃんとやっているつもりでも、敏感な子からみるとそうは感じられないことってあるんですよね。

知らない人(検査者)がいきなり「はい、○○ちゃん、こんにちは!これからテストをしますね」と言ったとします。

ザックリした子なら「ふ~ん、何だそれ?まぁいいか」と思えるようなことでも

エネルギーに敏感で繊細な子なら、

知らない人、知らない場所、いつもいるはずのお母さんもいない、見たこともなく意味の分からないテスト等の「非日常な場面」に、心が固まってしまうことがあります。

まずは、じっくりとふんわり心を開いてからなら、とっても細やかで深いコミュニケーションができる子でも

そんな状況では、

何を聞かれても「・・・・・・。」と無言になったり、時にはどもってしまったり、トンチンカンな言動をすることだってあるのです。

(特性のある子が、緊張して、いつもの調子がでないこともありますが、今回は省きます。)

深いコミュニケーションができるからこそ、(敏感な子からみれば)一方的な大人の関わりを理解できず戸惑ってしまいます。

相手と仲良くなっていないエネルギーの中では、そのぎこちなさを全身で感じて、自分がぎこちなくなります。

そんな変に固まった子どもの様子をみて、まれにですが「コミュニケーションにつまづきが・・・」と思われることがあります。

または「とっても内気ですね」と言われるだけのときもあります。

(もちろん本当に特性がある場合もあります)

テストをする大人次第で、敏感な子は、テスト結果すら変わってしまうことがあるのですね。

「お母さんにだけ本心を言える」、「特定の友だちにだけ心を開く」等、ただ単に大人しいと思われている敏感な子は多いのです。(でも意外と度胸があります)

(Photo by Earl Wilkeron)

ある子の場合は、テストをする人が、

「そうよねー、いきなり知らない人から、こんなこと言われたらビックリしちゃうよねー。ごめんね-^^」と子どもの心をほぐしてれたので

子どもが和んで、いつも通りに戻りテストを受けられた、という話を聞きました。

その反対に「知らない人にこんなに心を開くのか!学校とは全然違うじゃないか!ぜひ担任になってほしい!と思うくらい」と親が驚くほど、テストをする人になついちゃった、という子も。

テストをする人が、子どもの心がわかる敏感な感性の方だったのでしょうね^^。

他には、右脳タイプで、絵を見せられると、イマジネーションが豊かに広がり、嬉しくなってたくさんしゃべってしまい、「特性かも?」と言われた、というケースもあります。

「芸術肌タイプ」の敏感な子は、型にはまらないので^^。

私自身の話ですが、大学院生のとき、勉強のために、同級生同士で色々な心理検査のやり合いっこをしたことがありました。(ロールシャッハとか)

私の反応が「平均」より外れていた為、友人に「反応が人と違っていることが多くて、計算しづらいよ-。もっと普通の反応をしてよー!」と言われたことがありました^^。

初心者だから練習しているのに、私からは「平均的な結果」がでなかったので、とてもやりづらかったそうです。

私からすれば「普通って、これが私の普通だけど?私は普通じゃないのか・・・?」となんだか変な気持ちで、「人として変わってる?」と自信をなくしそうな体験でした^^。(私の話は大人になってからの出来事なので、委縮してテストを受けた話ではなく、逆にのびのびとやって平均的な基準からはみ出たケースです。)

学校でも、敏感な子たちって

経験の浅い先生には、「何その反応?!扱いづらいなー。ちょっと普通じゃない。特性があるのかも?」と思われることってけっこうありますよね。

先ほどの検査をする人の話ですが、

大人は「笑顔であいさつはしたし、私のやり方にどこに問題があるっていうの?!その子が過敏すぎるのよ」と思うかも知れません。

もちろん大人が悪いわけではないし、

敏感な子が「過敏すぎてよくない」わけでもないんです。

ただ、そういう状況にビックリして本領をだせないくらい敏感な子どもがいるということ、

本当は、心を開くと、とっても細やかで深い感性をもつ子どもがいることを知ってくれる大人がいてくれることって大切なのですよね。

「あぁ、そうか、敏感だからなんだよね」とわかってくれる人が増えることは、とても心強いもの。

敏感な子どものために、大人が特別に頑張って配慮する、ということではありません。

大人にとっては、敏感な子どもたちから学んで、魂・心を成長できる機会になるのです。

誤解されがちなHSCですが、明橋大二氏(小児科医・スクールカウンセラー)がわかりやすい本を出版されています。

「HSCの子育てハッピーアドバイス  HSC=ひといちばい敏感な子」1万年堂出版(アマゾン)

学校の先生に「うちの子の取り扱い説明書です♪」とご紹介するのにも役に立つ本の一つです。

敏感さと、発達障害の特性はちがうものですが、

両方ある子もいれば、片方のみの子もいます。

今回は発達検査の話をしましたが、こういうケースが当てはまる子もいれば、当てはまらない子もいるということをご了承下さい。

敏感さは、才能です。

みんなで一緒に、才能育てしていきましょう♪

2018年11月の横浜ワークショップにキャンセルがでましたので、ただ今2名さまの枠を受けつけしております。

10月以降のご予約可能なスケジュールはこちらから。

ブログ記事「HSP・HSCが感じるネガティブの意味と解決には・・・」はこちら

ブログ記事「敏感さの特徴 感覚過敏の生かし方」はこちら

子どもメンタル研究所 岡田奈美子(スクールカウンセラー)

 

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